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国立がんセンター中央病院 病院長・放射線診断科長荒井保明×MAYUMI 医師も美容師もお客さまから求められていることは同じ【前編】

MAYUMIさんにカットしてもらった髪に触って、それまでと明らかに違った

2012年11月26日
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国立がんセンター中央病院 病院長・放射線診断科長荒井保明×MAYUMI

ーそもそもの出会いは、荒井さんの奥様がMAYUMIさんのお客さんだったからだそうですね。

MAYUMI:24年前に奥様が名古屋のお店にいらっしゃったのが最初ですね。先生に言われたのは「家内と出会ってから今までで、彼女に一番似合う髪型にしてくれた。だから僕も切ってほしい」。毎日顔を合わせるご家族にほめていただけるのが、一番美容師としてうれしいですよ。ご主人からというのも初めてだったですし、なおさら。

荒井:本当にそう言ったか覚えてないませんが(笑)、「いいな」と思ったのは事実です。それで、MAYUMIさんにカットしてもらうようになりましたし。

ー初対面の印象はどうでしたか?

荒井:好みのタイプかどうかと言うと、正直のところタイプでしたね(笑)。

MAYUMI:というようなことをさらっと言える、やさしい先生で(笑)。天気の話をする感覚で24年間、毎回「MAYUMIさん、今日もきれいだね」って言ってくれるのは荒井先生だけですよ(笑)。でも私は最初すごい先生だと知らなくて。たまたま先生の病院の看護師さんがお客さんでいらっしゃって、先生の話題になったのです。「病院の中でもファンが多い、ものすごくすてきな先生。先生の学会はとても人気です」と。本当にすばらしい人は気遣いのできる人だと、と尊敬しました。

ー荒井先生は、カットしてもらってどうでしたか?

荒井:何をもってカットがうまいとするのか知りませんが、髪に手を入れても余計な毛がまとわりついてこないし、セットしても簡単にきまる。それまで切ってもらったのと全く違う感覚でした。それは、僕だけじゃなくて、紹介した人もみんな言っています。

国立がんセンター中央病院 病院長・放射線診断科長荒井保明

MAYUMI:そう、先生には女医さんをはじめ、様々なお客様をご紹介いただいているのもありがたいです。

荒井:カット中に無駄な会話がないのもいいのですよね。僕は仕事を持ち込むことが多いので、話しかけられるとかえってじゃまに感じてしまうことがあるんです。MAYUMIさんとはを断片的に必要なことしか話さないのだけど、フィーリングが近いから自然に意思疎通してますね。居心地がいいですよ。もう、それは最初から。

MAYUMI:それに昔は遊びのある髪型もしていましたよね。24年前はロイヤルブルーのハイライトを入れて。

荒井:あまり目立たない程度にしていましたが、イタリア人はすぐに気づいてほめてくれましたね。今は遊びがしにくい状況だけど、落ち着いたらまたやりたいです。

ーがんセンターの権威がハイライトを入れる、少し信じられないです。

荒井:僕はビートルズ世代なのでマッシュルームカットを真似したり、高校卒業後すぐパーマをかけたり。大学時代も肩より長い髪型をしていました。だから髪型をアレンジすることに対しても抵抗はありませんでした。素敵ならそれでいいし。

MAYUMI:先生はピアノにも絵にも才能を発揮されて、趣味が料理で。感性に響くことがお好きですよね。私のカットで先生の感性を刺激できたと思うと感激。でもハイライトもとても洒落ていたし、似合っていましたよ。先生は体型も高校生の頃から変わらず、スレンダーで脚が長いですから。


医師も美容師も1°、1mmの世界で仕事をしている


ーMAYUMIさんが先生をカットしていて、他の人と違うって感じることはありますか?

MAYUMI:びんの長さの1mmを対称にカットするのを、荒井先生に確認してもらいながら、やるんですよ。それもそのはず、先生は1°の狂いがわかるそうですから。でも私も髪の毛1本の角度が違うのがわかるし、その感覚は共感できますね。

ミスエッセンス MAYUMI

荒井:針を刺す時の話ね。最初は1°でも奥に行くほど狂いは大きくなるから、正確じゃないと治療に支障をきたすので。頭の中に三角定規があって、それを基準にすれば角度はわかる。

MAYUMI:私はポスターを水平に貼れるし、何も見ずに1cmを書ける自信があります。だから生徒や部下には、それを練習してバランス感覚の大切さを説いています。

荒井:あと、はさみは僕らの領域でも使うので、MAYUMIさんに髪の毛切られながら、はさみさばきを見ていることもがあるんですよ。上手な人ほど力が入っていないのは僕らの世界でも同じです。それに、手がぶれないよう、体のどこかを支柱にしているでしょ。手だと小指で支えてるよね。

MAYUMI:ちゃんと見てくださってますね! 私たちは空中で作業するので、必ず体がぶれないように軸を作らなければいけないんです。小指で支えないないと平行に切れないし、ブローも均等にできない。だから私の技術には小指が必要なのですよ。

荒井:このバランス感覚は僕の仕事でも一番大切で、MAYUMIさんと同じで驚きました。

ー職業が違っても、技術面で共通する部分があるのはおもしろいですね。そしてMAYUMIさんの頭蓋骨修正カット誕生のきっかけも荒井先生にあったそうですね。

MAYUMI:荒井先生は、医師なら誰でも知っているある治療法を編み出されているのです。どうしてその方法がひらめいたのかと尋ねたら「お風呂の中で突然」と伺ったのです。

荒井:そう。ただ、本当はお風呂の中だからというわけではないんです。ずっと考えていたんだけれど、ある時突然答えに出合ったら、それがたまたまお風呂の中だったという話。

MAYUMI:入浴中ってリラックスしているのに、そこで思い浮かぶということは四六時中考えてらっしゃるはず。ならば私もずっと考えなければならないって、意識を変えたから頭蓋骨修正カットの理論が完成したんですよ。

(後編へつづく)

●プロフィール

荒井保明

7月1日に国立がん研究センター中央病院長に就任し、日本のがん医療のトップに立った荒井保明氏


1952年生まれ。国立がん研究センター中央病院院長/放射線診断科科長。1979年東京慈恵会医科大学卒業後、愛知県がんセンター放射線診断部部長、国立がん研究センター中央病院副院長/放射線診断科科長などを歴任。2012年7月1日より現職。荒井先生が生み出した肝動注化学療法の技術は海外の教科書にも掲載されており、また、同じく荒井先生が開発したIVR-CTと呼ばれる装置は全世界で使用されている。

国立がん研究センター中央病院院長/放射線診断科科長
1979年東京慈恵会医科大学卒業
同年国立東京第二病院内科
1984年愛知県がんセンター放射線診断部
1997年同センター放射線診断部部長
2004年国立がんセンター(現・国立がん研究センター)中央病院放射線診断部部長
2010年国立がん研究センター中央病院副院長/放射線診断科科長
2012年より現職

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ヘアデザイナーMAYUMIのサロンワークを徹底解剖!

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