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NYで生きる、日本人サロンオーナーAyaコラム

NYのサロンLotusから、最新ヘア事情と日本人サロンオーナーの成り立ちを解き明かす

2012年06月27日
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NYで生きる、日本人サロンオーナーAyaコラム

「セクシーで自然体」ニューヨーカーのヘア事情

最近のニューヨークのトレンドとしては、セクシーでゆるやかなビックウェーブのリクエストが主流です。得に肌の露出が多いこの季節は、ショートパンツなどのカジュアルな恰好をより引き立てるためヘアはナチュラルなセクシー系という傾向があります。夏ということもありハイライトは明るめを希望される方も目立ちますね。マンハッタン内に3店舗あるロータスではお店によってそれぞれ絶妙にお客さんの好みとトレンドが異なるのも特徴です。SOHOのサロンはお客様も少し若めでエッジのあるストリートスタイルの方が来られます。こちらのトライベッカのロケーションは富裕層の方が多いエリアなので、ソフトで品が良いスタイルが求められます。お客様の100%がアメリカ人・外国人の方で、常連のお客様でも日系のサロンとして知っている方はとても少ないと思います。

c_ny01_01 日本ではわざわざシャンプーをしてもらいにサロンへ行くというのはなかなか考えにくい事ですが、アメリカではシャンプーブローを希望される方がとても多いのも特徴です。中には自分でシャンプーしたことは10年以上ないというお客様も。なので、ロータスのスタイリストにはシャンプーブローの技術が必須。そのようなお客様は自分でヘアケアをするより、お出かけ前にサロンにブロードライに来るという生活スタイルが定着していて、多い方で週に2、3回はいらっしゃいます。ただ、こういったメニューも最低60ドルくらいはかかるので維持するのはなかなか簡単ではないですよね。

c_ny01_02 アメリカではヘアスタイリストは“アーティスト”という考えが定着していて、スタイリストもお客様の言うことを100%聞くのではなく、主体性のある意見を交換できる環境が整っているように感じます。もちろんお客様のご希望は優先されますが、お客様が注文をつけるというよりもお互いの考えを対等に話し合うようなスタンスです。それは、アメリカの美容院のメニューが日本と比べると高いということにも反映されていると思います。経験者のみを雇用するロータスではアシスタントというポジションが存在しないので、全ての技術とサービスがスタイリストに任されています。責任が大きい代わりにやりがいや手応えは感じられるので、スキルのあるスタイリストはぐんぐんと伸びてゆくことができます。

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LotusサロンオーナーAyaを紐解くお話vol.01 「これからも、ずっとニューヨーク」

子供の時から自立したいという思いが強く、何か自分の力できる仕事に憧れていました。お母さんに髪を切られるのが嫌で、自分で切れるようになって、好きな髪型にしたい!といつも考えていましたね。ヘアサロンで希望通りの髪型にならなくて悔しい思いもいっぱい経験しました。それで、自然と美容師という職業を意識するようになりました。

c_ny01_04 早くから美容師を始め、2、3年程様々なサロンを回り、最終的に大阪のサロンで11年間働きました。内6年は店長として働き、その間にサロン優秀賞を3回受賞するという成績を残しました。その後、職場での仕事は精一杯やりきり、仕事を辞め海外を回るという夢を叶えました。6カ国を回った後最後に行ったニューヨークがとても心地よくて、自分の肌に合っているなというのが直観でわかりましたね。人の目を気にせず自分自身でいられる楽さは今まで経験したことのないインパクトでした。当時日本ではシャギーがヘアトレンドを席巻していて、どこを見回しても極力までヘアを梳いたライトなスタイル。ニューヨークに来たときはそんな人は一人も居なく、女性は皆ボリュームのあるグラマラスなスタイルを好んでいたのも面白かったです。

c_ny01_05 現在私自身がお店に立ってお客様のヘアをスタイルするということはほとんどありませんが、縁の下の力持ちになった気分で従業員のストレスをなるべく減らし、気持ちよく働ける環境を整えることを第一優先しています。こちらのロケーションには現在13人のスタイリストが居ますが、従業員の80パーセント以上は世界各国からニューヨークにたどり着いた様々なバックグラウンドを持つ人達です。個々のスタイリストにインディペンデントしてもらいたいので、うちでは朝礼・終礼はなくミーティングもほとんどありません。コミッション性なのでスケジュール管理はそれぞれに任せる本当にフリーなスタイルになっています。

c_ny01_06 日本で働いていたときは、頑張ってスタイリストになっても「独立しないとかっこ悪い」「早く結婚しないと」という周りからのプレッシャーが多いというのを感じていましたが、そんなことにはこだわらず、技術のある人が好きなように仕事ができるニューヨークの環境が好きですね。皆で一緒に働きやすい雰囲気を作っていくということが一番大切だと思っているので、面接に来て一番重視するのは協調性と性格の良さ。もちろん技術の面はオーディションとトレーニングで入念にチェックしますが、面接に来て話した印象でどんな人かわかるので、同僚とうまくやっていける素直な人たちが集まっています。私自身もお店に居るときは皆で世間話をしてカジュアルなコミュニケーションをとっています。

c_ny01_07 世界中からクリエイティブな人々が集まるニューヨークでは、自由で色々な人に日常的に出会うことができます。新しい場所が次々とできたり、とにかく目まぐるしく動いているので飽きることがありませんね。日本のようにあたりまえのことがすんなり通らなくてイライラすることもありますが、私は皆でたくましく共存しているという意識があります。ニューヨークが好きという気持ちは、ここに来たその日から一度も変わっていません。それがこの場所にこだわり続ける理由かもしれません。

♥プロフィール
小出 淡也子 3月18日生まれ。O型 大阪出身。大阪美容学校卒業。
早くから美容師を始め地元大阪で働き、1996年にNY渡米。
2002年にダウンタウンイーストビレッジで椅子3脚のサロン「Lotus ロータス」 を出店。結婚・出産を経て、現在NYに3店舗を経営しつつ、8歳の女の子の母でもある。
2012年3月から、アメリカで出会ったオーガニックヘアープトダクト「ユフォラ」を日本で販売開始。多くのヘアスタイリストから指示され好調なスタートを切っている。

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About カリス!
ヘアデザイナーMAYUMIのサロンワークを徹底解剖!

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